某施設のロートアイアン門扉 WI-G49 の施工現場
某施設にてロートアイアン門扉「WI-G49」およびフラット上部タイプを施工しました
──意匠の違いと丁番選定に見る“美しさと耐久性”のバランス
このたび、某施設のエントランスにおいて、アートホクストン製のロートアイアン門扉「WI-G49」および、同じ意匠で上部をフラットにアレンジした特注タイプの門扉を施工いたしました。
両者は意匠的に共通する基本構成を持ちながら、上部形状の違いによって雰囲気が大きく変わるため、場所ごとの印象に合わせて2タイプを使い分けた構成となっています。
また、今回の施工では、門扉の構造上重要なパーツである「丁番」についても、改めてその選定と意図をご紹介させていただきます。
「WI-G49」とフラット上部タイプ──用途と印象に応じた使い分け
「WI-G49」は、アートホクストンの中でも人気のあるクラシックスタイルのロートアイアン門扉で、上部にアーチを描く優雅なデザインが特長です。
一方で、今回はその意匠をベースに、上部をフラットにアレンジした特注タイプの門扉も併せて施工しました。
・WI-G49:装飾性と柔らかさのあるアーチトップが印象的。
・ラットタイプ:直線的で端正な佇まいが強調され、現代的・堅実な印象を演出。
これらを、施設の正門・副門・搬入口など場所に応じて使い分けることで、施設全体としての統一感と場面ごとの機能性・印象付けを両立するデザイン構成としています。
丁番(ちょうつがい)の選定──意匠性か、耐久性か
ロートアイアン門扉の丁番(可動部)には、下記のような2つの選択肢があります:
1. 国内製 ステンレス丁番(標準仕様)
・弊社規格品であるWI-G49をはじめ、多くの門扉で採用
・装飾性は控えめながら、非常に高い耐候性と耐久性を持つ
・常時開閉が必要な門扉では、圧倒的にメンテナンス性が良い
2. ロートアイアン製 丁番(特注対応可)
・装飾性の高いデザインで、全体意匠の一体感を演出可能
・ただし、素材が鉄のため可動部として使用するとサビや摩耗が発生しやすく、定期メンテナンスが必須
そのため、アートホクストンでは、「装飾パーツとしてのロートアイアン丁番」は対応可能である一方、実用丁番としてはステンレス製の使用を強く推奨しています。
耐久性を重視する理由──“可動部”は最も劣化しやすい箇所
門扉は設置後、毎日使用されるものであり、とりわけ丁番は風雨にさらされながら常に摩擦と負荷を受ける構造上の重要部品です。
・ステンレス丁番であれば、サビに強く、動作も滑らか
・ロートアイアン丁番の場合、経年劣化により軋み・動作不良・外観の劣化が起きやすい
とくに今回のような施設用途で人の出入りが多い門扉では、耐久性を最優先に考え、ステンレス丁番を標準仕様とするのが適切と判断しました。
意匠性だけでなく「運用後の安心感」もご提案
アートホクストンでは、ロートアイアン門扉の意匠性にこだわる一方で、「製品は設置して終わりではなく、使われ続けるもの」という視点でご提案を行っています。
・意匠と機能の両立
・使用環境・開閉頻度に応じた構造提案
・製品寿命を延ばすための部材選定
・施工後のアフターフォロー体制も万全
こうした考え方に基づき、お客様の「デザインへのこだわり」と「実用性」のバランスを最適化しています。
ロートアイアン門扉のご相談はアートホクストンまで
アートホクストンでは、ロートアイアン/ロートアルミの門扉・フェンス・庇・装飾金物などについて、
設計・製作・施工・アフター対応まで一貫して承っております。
・東京・大阪・名古屋の各営業所で専門スタッフが対応
・図面段階からのデザイン相談や素材選定のアドバイスも可能
・ホームページのお問い合わせフォームからも24時間受付中
CONTACT お問い合わせ
取扱製品についてご質問・ご相談などございましたらお気軽にお問い合わせください。