東京都某オフィスビルのロートアイアン手すりの施工現場

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東京都某オフィスビルにてロートアイアン手すりの施工が完了しました

──アルミ鋳物との融合で実現した、意匠性の高いコラボレーション手すり

このたび、東京都内の某オフィスビルにて、アートホクストン製のロートアイアン手すりの施工が完了しました。
竣工前のタイミングで、建築空間との調和が際立つ完成写真の撮影もさせていただいております。

今回の手すりは、ロートアイアンの持つ重厚感と、アルミ鋳物パネルの繊細な造形美を融合させたコラボレーションデザイン。
部材構成にも従来と異なる工夫を凝らすことで、唯一無二の意匠性を持つ仕上がりとなっています。

ロートアイアン × アルミ鋳物の装飾パネル

今回の手すりで最も特徴的なのが、ロートアイアンのフレームにアルミ鋳物の装飾パネルを組み合わせた構成です。
・アルミ鋳物は、精密なディテール表現が可能で、繊細な曲線や装飾模様が美しく再現
・ロートアイアンフレームの強度と重厚さの中に、アルミ鋳物の軽やかなデザインを挿入
・それぞれの素材の特性を活かしながら、重量バランスと加工性、耐久性を最適化

このような異素材の組み合わせにより、クラシックでありながらも現代建築に調和する、新しい手すりのスタイルを表現しています。

支柱と笠木の構成における意匠性への工夫

通常、手すり支柱には角パイプ(スクエア鋼材)が採用されることが多いのですが、今回はデザイン意図により以下のような構成となりました。
・支柱はあえて細めの丸パイプ(φ鋼材)を採用。シャープで軽快な印象に
・手すり上部(笠木と支柱接合部)には、さらに一回り細い丸パイプを使用し、“くびれ”をつくることで視覚的な変化を演出
・このくびれが手すり全体のデザインを引き締め、単調にならない流れをつくっています

素材の選定だけでなく、寸法やプロポーションにも細かな工夫を加えることで、装飾性を保ちつつ軽やかで現代的な印象に仕上がりました。

 

立子・横通しにも丸と角の組み合わせで変化を

立子(たてこ)部分の構成にも工夫があります:
・角パイプと丸パイプの2種類を交互に使用し、規則性の中にリズム感を生み出しています
・上下の横通し材はすべて丸パイプで統一し、滑らかなラインと軽やかさを強調

これにより、従来のロートアイアン手すりとは異なる洗練された印象と現代的な印象を融合するデザインに。
まさに、素材・断面・構成すべてにおいて意匠設計と施工技術が融合した手すりとなりました。

アートホクストンの対応力──“デザインをカタチにする力”

今回のように、ロートアイアンとアルミ鋳物を組み合わせた手すりは、
単純に素材を寄せ集めただけでは成り立ちません。
・強度計算・取り合い設計・現場納まりを前提にした構成検討
・異素材の接合部分における精度・構造・意匠の整合性
・素材ごとの加工方法・塗装工程の違いに応じた製作フローの管理

アートホクストンでは、こうした複雑な工程を設計から施工まで一貫体制で対応できるからこそ、
“お客様のイメージ通り”を超える完成度の高い製品を実現しています。

ご相談・お問い合わせについて

ロートアイアン手すりや、アルミ鋳物を用いた装飾金物・門扉・フェンス・庇などの製品をご検討中の方は、
ぜひアートホクストンまでお気軽にご相談ください。
・東京、大阪、名古屋の各営業所にて、専門スタッフが常駐対応
・意匠、用途、設置環境に応じた最適な構成・素材提案を行います
・ホームページの「お問い合わせフォーム」からも24時間受付中です

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