神奈川県某施設のFRP装飾ボーダーの施工現場
神奈川県某施設にてFRP装飾ボーダーを施工しました
──高度な3次元R加工に対応した特殊形状の大型ボーダー
このたび、神奈川県内にある某商業施設または公共施設にて、アートホクストン製のFRP装飾ボーダーの施工が完了しました。今回の製品は、非常に特殊な形状を持つ3次元曲面加工(立体的なR加工)が求められた、大型で意匠性の高い装飾部材です。
設計段階から綿密な打ち合わせと試作検討を重ね、製作から現場施工まで一貫して対応。極めて難易度の高い条件下でも、精度と美観を両立させた納まりを実現しました。
通常とは異なる「3次元R加工」──設計も施工も高度な判断が必要
今回施工したFRPボーダーは、曲面方向に複数軸のR(曲率)を持つ、いわゆる“3次元R形状”の構造となっています。
断面形状自体は比較的シンプルであるものの、曲がる方向が一方向ではなく、平面上で完結しない複雑な曲線で構成されているため、通常の型製作や現場取り付けでは対応しきれないレベルの設計・施工判断が求められました。
アートホクストンでは、社内での3Dモデリングやモックアップ検証を行いながら、実際の施工環境を踏まえた設計最適化とパーツ分割設計を進めていきました。
難易度の高い現場でも“確実に施工”を実現
製品の製作に加えて、現場での設置作業も非常に高難度でした。
・大型で長尺のFRPパーツを正確に位置決めするため、壁面の墨出し・基準線調整を徹底
・建物側の仕上げ条件に応じた、専用固定金具や下地アンカーの現場加工を実施
・製品同士の継ぎ目が目立たないよう、現地でのジョイント研磨・補修・塗装仕上げも慎重に対応
また、現場の建築スケジュールに柔軟に合わせながら、限られた時間と条件の中でスムーズな工程進行を実現しました。
FRP装飾材の利点を最大限に活かした施工
FRP(繊維強化プラスチック)は、以下のような特性から建築意匠材として高い評価を受けています
・軽量で高強度、かつ自由な形状設計が可能
・金属やコンクリートに比べて耐腐食性・耐候性に優れ、屋外でも長期安定
・複雑な装飾形状にも対応できるため、デザイン性を損なわない仕上がりが実現可能
今回のように、通常の金属・木材では対応が難しい曲面や立体的な構造も、FRPならではの成型技術で実現することができました。
アートホクストンの対応力──“型にはまらない”ご提案を
私たちは、ロートアイアン製品に限らず、FRP・ロートアルミ・各種複合建材を用いた装飾部材の設計・製作・施工まで一貫して対応可能です。
・建築家や設計者の「こだわり」に応える形状対応
・高難度なR形状・長尺加工・現場納まりへの提案力
・図面化・製品検証・施工調整までトータルに対応
アートホクストンは、建築意匠をカタチにする技術パートナーとして、常に“できない”と言わない柔軟さと、確実に納める責任感を持って取り組んでおります。
ご相談・お問い合わせについて
FRP装飾ボーダー、装飾パネル、柱巻き、庇、モールディングなどの製作をご検討中の方は、
ぜひアートホクストンまでお気軽にご相談ください。
・東京、大阪、名古屋の各営業所にて、経験豊富なスタッフがご要望を丁寧にヒアリングし、最適な製品をご提案いたします。
・また、弊社ホームページのお問い合わせフォームからも24時間ご相談を受け付けております。
「複雑な形状でも、必ず納める。」──それがアートホクストンの施工品質です。
今後も、より自由な意匠と高度な技術が求められる建築現場に、確かな製品とサービスを提供してまいります。
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