某施設の装飾建材(EPS)の施工現場
窓辺を彩るEPS装飾モール:デザイン性と施工性を両立する選択
この度、某施設にて、EPS(発泡スチロール)製の装飾建材の施工をさせていただきました。今回は、建物の外壁にアクセントを加える窓枠モールの施工事例をご紹介します。EPS装飾モールは、その軽量性、加工のしやすさ、そしてデザインの自由度の高さから、近年、多くの建築現場で採用されています。今回の施工では、特にEPSの持つ優れた特徴を活かし、美しく、そして効率的な作業を実現しました。
EPS装飾モールの最大の魅力:工場でのプレ加工
EPS装飾モールの最大の特長の一つは、工場で事前にコーナー加工や端部のフタ加工が施されている点です。これにより、現場での作業効率が格段に向上し、美しい仕上がりを追求することができます。
・コーナー部分の接着加工: 他の建材の場合、コーナー部分を現場で45度にカットして突き合わせることが一般的です。しかし、この方法ではどうしても切断の跡が残り、コーキングでの処理が必要になります。一方、EPSモールは、工場で職人が一つひとつ丁寧にコーナー部分を接着加工しているため、現場ではそのまま取り付けるだけで、継ぎ目のない美しいコーナーを実現できます。これにより、見た目の美しさが向上するだけでなく、雨水の侵入を防ぐ効果も高まります。
・端部のフタ加工: EPSモールの端部には、あらかじめフタ加工が施されています。これにより、モールとモールを繋ぐ部分の隙間をきれいに埋めることができ、コーキングを打つ際も美しく仕上がります。この加工は、製品の耐久性を高めるだけでなく、建物の外観をより美しく見せるための重要なポイントです。
軽量性と高耐久性を両立:EPS装飾モールの優れたパフォーマンス
「発泡スチロール」と聞くと、耐久性や強度に不安を感じる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、現在のEPS装飾モールは、特殊な下地材と塗装を施すことで、高い耐久性を実現しています。
・軽量性: EPSは非常に軽いため、建物への負担を最小限に抑えられます。また、施工時の運搬や高所での作業も安全かつスムーズに行うことができます。
・高耐久性: 表面には特殊な樹脂モルタルがコーティングされており、耐候性や耐衝撃性に優れています。これにより、雨風や紫外線による劣化を防ぎ、長期間にわたって美しい状態を保つことができます。
・断熱性: EPSは優れた断熱材でもあります。装飾モールとして使用することで、建物の断熱性能をわずかながら向上させる効果も期待できます。
今回の施工では、ボーダーの下に取り付けする窓枠モールとして、建物の外観に深みと立体感を与えました。EPS装飾モールは、デザイン性の高さと施工のしやすさ、そしてコストパフォーマンスに優れており、多くの建築家や施主様に選ばれています。建物の魅力を高める装飾建材として、ぜひEPS装飾モールをご検討ください。
CONTACT お問い合わせ
取扱製品についてご質問・ご相談などございましたらお気軽にお問い合わせください。