愛知県某個人邸のロートアイアン手摺りの施工現場

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愛知県の閑静な住宅街に佇む某個人邸にて、ロートアイアン製の手すりを施工いたしました。今回ご依頼いただいた手すりの施工は、見た目の美しさと安全性を両立させることが求められる、非常にこだわりの詰まった案件でした。特に注目すべきは、建物のシンボルとも言える美しい螺旋階段へのロートアイアン手すりの設置です。螺旋階段は、その曲線美と空間演出の効果により、住宅全体の印象を大きく左右する重要な要素であるため、デザイン性と施工精度の高さが求められました。

この邸宅の螺旋階段は、鉄骨でしっかりと組み上げられた構造となっており、通常の施工ではささら(階段の骨組)外側に手すりを設置するケースが多いのですが、今回は施主様のご希望により、内側にロートアイアン手すりを施工することになりました。理由としては、ささらの外側に支柱を溶接すると、どうしても外観に溶接跡が残ってしまい、美観を損ねてしまうためです。施主様は細部までの美しさにこだわりをお持ちで、そのご要望にお応えするために、今回は内側施工の方法を採用しました。

ロートアイアン手すりの内側施工は、意匠性の面では非常に美しく仕上がりますが、設置の際には細やかな調整と高い精度が求められます。弊社では、螺旋階段の正確な寸法を事前に現場で丁寧に測定し、支柱の設置位置や角度、溶接箇所に至るまで徹底的に検討を行いました。内側に施工することにより、手すりを階段の上に直接設置して施工できるため、支柱の設置時の安定性が高まり、作業効率も向上します。一方で、外側に設置する場合は支柱を空中に固定する「宙吊り」状態での施工となり、位置決めや仮固定などに時間と技術が求められ、仕上がり精度にも影響を与える要素が増えてしまいます。

また、今回のロートアイアン手すりには、支柱部分に関しても細やかな配慮が必要でした。営業担当者からは、階段の利用者が支柱に足を引っかけてしまうのではないかという懸念の声も上がっており、施工にあたっては支柱の形状や位置、サイズなどを慎重に検討いたしました。実際に利用される方の安全性を第一に考慮しながら、美観を損なわずに調和のとれた設計・施工を行うことが、アートホクストンの使命であると考えております。

手すり本体は、ロートアイアンの特徴である重厚な叩き模様を丁寧に施した特注品で、優雅な曲線を描きながら階段を縁取っています。仕上げ塗装はマットブラックで統一し、建物全体のモダンなデザインと調和するように意識しました。手すりの先端にはさりげなくアクセントとなる装飾を施し、実用性だけでなく芸術性にもこだわった仕上がりとなっています。

ロートアイアン製品の最大の魅力は、自由度の高いデザイン性と圧倒的な存在感です。今回のような螺旋階段手すりにおいても、職人の手仕事により一つひとつ丁寧に製作されたロートアイアンは、唯一無二の造形美を空間にもたらしてくれます。特に、鉄の叩き加工によって生まれる表面の陰影は、光の当たり具合によって表情が変わり、時間帯や季節ごとに異なる印象を楽しむことができます。まさに、ロートアイアンならではの趣深さです。

さらに、アートホクストンでは、設計から製作、施工までを一貫して対応しており、施工後のアフターフォローも万全です。ご要望に応じて現場ごとに最適な施工方法をご提案することで、品質とコストのバランスを保ちつつ、ご満足いただける仕上がりを実現しています。また、今回のようなロートアイアン手すりのように意匠性が高く、複雑な施工が求められる場合でも、現場経験豊富な職人と設計担当者が連携し、柔軟かつ迅速に対応いたします。

ロートアイアン手すりの導入をご検討されている方にとって、今回のような事例は大変参考になるのではないでしょうか。美しいデザインと機能性、そして耐久性を兼ね備えたロートアイアン手すりは、個人住宅の価値を高めるだけでなく、毎日の生活に豊かさと安心感をもたらしてくれます。

アートホクストンでは、東京・大阪・名古屋の各営業所を拠点に、日本全国のお客様へロートアイアン手すりのご提案・施工を行っております。細部にまでこだわった高品質な製品と、きめ細やかな対応により、多くのお客様から高いご評価をいただいております。ロートアイアン製の手すり、門扉、フェンスなどをご検討中のお客様は、ぜひお気軽にお問い合わせください。現地調査やお見積もりのご相談も承っております。

弊社ホームページのお問い合わせフォームからもご依頼を受け付けております。住まいに芸術性を加えるロートアイアン製品で、理想の空間を実現しませんか。皆様からのご連絡を心よりお待ちしております。

 

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