神奈川県某施設のアルミ門扉の施工現場
今回は、某施設にて大型のアルミ鋳物門扉を施工させていただきました。門扉の設置場所は、施設の正面に位置する非常に広い開口部であり、建物全体の外観の印象を大きく左右する重要な箇所です。そのため、デザイン性はもちろんのこと、耐久性やメンテナンス性にも十分配慮する必要がありました。最初のご相談段階では、施設の設計担当者様より「重厚感のある一体型の門扉を採用したい」とのご要望をいただき、当初の設計では一体型構造を想定していました。しかし、開口部のサイズが非常に大きく、一体で製作すると門扉の重量が過大になり、開閉時の操作性が著しく低下する恐れがありました。さらに、長期間の使用を想定した際に、蝶番部分や支柱に過度な負荷がかかり、将来的な不具合やメンテナンスコストの増加が懸念されました。
このような課題を解決するため、弊社では施主様および設計者様と何度も打ち合わせを重ね、最終的には折り戸構造を採用することで合意に至りました。折り戸にすることで各パネルの重量を分散でき、支柱や丁番にかかる負担を軽減することができました。また、折りたたみ動作によって開閉が容易になり、使用頻度が高い施設においても操作性が損なわれることはありません。このように、お客様のご要望を最大限尊重しつつ、施工現場の実情や長期的なメンテナンス性まで視野に入れた提案ができるのは、私たちアートホクストンが長年にわたって培ってきた経験とノウハウの賜物であると自負しています。
今回採用したアルミ鋳物門扉は、耐候性・耐腐食性に優れており、屋外の厳しい環境下でも変形や劣化の心配が少ないのが特長です。一般的にロートアイアン製の門扉は装飾性や重厚感において優れていますが、海沿いや雨の多い地域では錆の問題が避けられません。その点、アルミ鋳物製品は軽量であると同時に腐食に強く、外部環境に左右されにくい素材として多くの施設で採用されています。今回の門扉においても、アルミならではの精巧な鋳造技術を活かし、繊細な装飾模様を施しつつ、全体として落ち着きと品格のある仕上がりとなっています。さらに、耐久性と美観を高めるために、高品質の粉体塗装仕上げを採用しました。粉体塗装は紫外線や雨風に強く、退色や剥がれが起きにくいため、長期間美しい状態を保つことができます。
また、今回の施工では設置場所の条件にも十分に配慮しました。設置箇所は来客者が頻繁に出入りする正面玄関付近であったため、工期中の安全管理には万全を期しました。門扉の基礎となる支柱の固定には、地中に十分な深さの基礎コンクリートを打設し、門扉本体の重量や風荷重にも十分耐えられる構造としました。さらに、施工後の使用時に不具合が生じないよう、開閉動作や施錠機構の調整にも細心の注意を払い、最終的には施主様にもご納得いただける仕上がりとなりました。特に、施設を訪れる方々から「門扉の存在感が建物の印象をより格調高くしている」との好意的な声を多くいただき、担当スタッフ一同、大きなやりがいを感じるプロジェクトとなりました。
弊社アートホクストンでは、ロートアイアン門扉やロートアルミ門扉をはじめとした多種多様な装飾建材の製作・施工を行っております。今回のようなアルミ鋳物門扉の設置についても、設計段階から施工、アフターメンテナンスまで一貫して対応可能です。製品選定の段階から丁寧にヒアリングを行い、お客様の理想とするデザイン・機能性・コストバランスを実現するために最適なプランをご提案いたします。また、設計士様・ゼネコン様との協業実績も豊富にございますので、建築プロジェクトにおける装飾製品の導入をご検討中の方にも安心してお任せいただけます。
さらに、アートホクストンではお客様のあらゆるご要望にお応えするため、ロートアイアン製品、アルミ鋳物製品、FRP装飾製品、EPS製品、GRC製品、木製装飾品など、多彩な素材と技術を取り揃えております。それぞれの素材に適した加工技術と表面処理、デザイン提案を通じて、建物の個性を最大限に引き出すご提案をお届けいたします。門扉・フェンス・手すり・面格子などの装飾金物の導入をご検討されている方は、ぜひ一度ご相談ください。東京、大阪、名古屋に営業所を構えており、全国対応で施工実績も多数ございます。ホームページのお問い合わせフォームからもお気軽にご連絡いただけます。
今後もアートホクストンでは、「美しさと機能性を兼ね備えた装飾建材の提供」を信条に、皆様のご要望に誠心誠意対応してまいります。ロートアイアン門扉、ロートアルミ門扉、アルミ鋳物門扉の設置をご検討中の方は、どうぞお気軽にご相談ください。皆様からのお問い合わせを心よりお待ちしております。
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