某ブライダル施設のEPS、ロートアイアンの施工現場
EPS装飾とロートアイアン手摺りが織りなす優美な空間演出|某ウェディング施設にて
今回は、某ウェディング施設にて施工を行ったEPS装飾製品およびロートアイアン製品の施工事例をご紹介いたします。本件では、建物の意匠性を高めるために、外装全体にわたってEPS装飾モールを施すとともに、階段・バルコニーまわりにロートアイアン手摺りを採用。両者の素材特性とデザイン性を融合させ、エレガントで調和のとれた外観を実現しました。
建物全体の印象を高める「EPS装飾モール」
建物の切妻部分に設置されたEPSモールは、建築全体のフォルムを美しく引き締め、存在感を際立たせています。特に今回の現場では、建物全体にEPS装飾を施す大規模施工であったため、見る人に強い印象を残す、装飾性の高い仕上がりとなりました。EPSモールの特長は以下の通りです。
・軽量かつ高い加工性を有するため、外壁への負荷を抑えつつ自由なデザインが可能。
・曲線や装飾的な意匠も美しく再現でき、格調高い雰囲気を演出。
・表面を吹付塗装や塗装仕上げにすることで、コンクリートや石材のような高級感のある質感に。
今回も例外ではなく、白を基調とした仕上げ塗装によって、クラシックで清潔感のある印象を建物全体にもたらしています。切妻部に設置された水平ラインの装飾が建物の頂部を美しく縁取り、遠目からの印象も華やかに演出しています。
足場撤去後も高所作業車で対応
施工中のタイミングで、やむを得ず足場が早期に撤去されてしまう事態がありました。このような場合、通常は工程の大幅な見直しや施工の一時中断が必要となることもありますが、今回は高所作業車を使用して問題なく対応。
・EPS製品の最終取付け
・接合部の仕上げ処理
・吹付塗装・補修
といった作業をすべて高所作業車を使って安全かつスムーズに進行しました。弊社では、こうした突発的な事態にも柔軟に対応できる体制を整えております。
ロートアイアン手摺りの施工と現場対応
本プロジェクトでは、階段やバルコニー部分にロートアイアン製の手摺りを採用しています。華美すぎず、しかし確かな存在感を持ったデザインは、式場に訪れるゲストの目にも自然に映り込み、空間の質を高めています。しかしながら、現場では以下のような課題が発生しました。
製品寸法と建物側の躯体寸法が一致しない
このような事態に対して、現場では次のように対応しました
・ロートアイアン製品を現場で一部切断
・再溶接による寸法調整と強度確保
・補修部分の表面仕上げと塗装の再施工
通常であれば工場に戻して再調整が必要な工程ですが、今回は現場にてすべて対応可能な技術と装備を有していたため、スムーズに調整・設置を完了しました。
赤ワイン色のロートアイアンが生む意外な調和
今回のロートアイアン手摺りの色は、一般的なブラックではなく“赤みがかったワイン色”という珍しいカラーリングでした。施工前は「建物の外装とミスマッチにならないか?」という懸念もありましたが、いざ取り付けてみると、白を基調とした建物の中で絶妙なアクセントとして調和。
・シンプルなEPS装飾との対比で、手摺りの曲線がより引き立つ
・柔らかさと高級感を兼ね備えた印象を与える
・光の角度によって色の深みやニュアンスが変化し、表情豊かな仕上がりに
このように、カラーバリエーションによる表現の広がりもロートアイアンの魅力のひとつといえます。
柔軟な対応力が、美しさを支える
今回の施工を通して改めて感じたのは、
・正確な寸法が出にくい現場での調整力
・思わぬ工程変更に対する柔軟性
・素材の特性を活かしたデザイン提案と施工技術
が、高い意匠性と施工品質を両立するために重要だということです。
EPS・ロートアイアン製品の施工はアートホクストンへ
アートホクストンでは、EPS製品やロートアイアン製品の設計・製造・施工を一貫して対応しております。今回のような美観と機能性を兼ね備えた建築装飾をご希望の方は、どうぞお気軽にお問い合わせください。
・デザインからご提案可能
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