某施設のEPS装飾建材の施工現場
私たちアートホクストンは、某施設にてEPS(発泡スチロール系建材)を用いた装飾モールの施工を担当いたしました。今回の施工は、外装の仕上げとして建物の印象を大きく左右する壁面およびエントランス上部への装飾モールの設置で、デザイン性と施工性の両立が求められる案件でした。EPS建材はその軽量性と加工の柔軟さ、施工スピードの速さから、多くの商業施設や公共施設、ブライダル施設などで採用が増えており、今回の現場でもその性能が発揮されました。
装飾モールは、建物の立面に陰影を与え、平坦な壁面に立体感と高級感を加える役割を果たします。特にエントランス部分の装飾モールは、来訪者の第一印象を左右する重要な要素であり、建物の顔とも言える場所です。今回の施設でも、デザイン性を高めつつ、工程の制約に対応した効率的な施工が大きな課題でした。建築工事の終盤に位置づけられる装飾建材の取り付けは、他の工程との調整が難しく、十分な時間が確保されないケースが多く見られます。
今回も例外ではなく、現場工程の最終段階での施工となったため、納品から取り付けまでの期間が非常に短く、短納期対応が求められる案件でした。こうした現場環境において、EPS装飾建材はその強みを最大限に発揮します。まず、EPSは非常に軽量な素材であるため、取り扱いが容易で高所での作業も比較的安全に行えます。今回のようにエントランス上部への取り付けでも、重量負担を最小限に抑えることで建物構造への影響も軽減できました。
また、EPSのもう一つの利点は現場での加工のしやすさです。必要に応じてその場での切断や調整ができるため、図面との誤差や既存壁面との取り合いに対しても柔軟に対応可能です。実際に、今回の施工でもわずかなサイズ調整が必要となる場面がありましたが、現場で微調整を施すことで工程に遅れを出すことなく予定通りに作業を完了することができました。
デザイン面においても、EPS装飾モールは自由度が高く、シンプルなラインからクラシックなデザインまで幅広い意匠に対応できます。今回採用された装飾モールは、やや張り出しのあるプロファイルで、建物の外観に奥行きと品格を与える効果がありました。直線ラインと曲線を組み合わせた形状が壁面に美しいリズムを生み出し、特にエントランス部分では建物の格式を高める印象的なアクセントとなっています。
EPS装飾建材は、単体では強度に乏しいと思われがちですが、仕上げに専用の表面コートを施すことで十分な耐久性と防水性を確保することが可能です。今回の施工でも、装飾モールの表面にはアクリル樹脂系のコーティングを施し、その上から耐候性の高い塗料で仕上げています。雨風や紫外線への耐久性にも配慮した設計・仕上げであるため、屋外でも長期間にわたって美観を保ち続けることが期待されます。
さらに、EPSは他の装飾建材に比べてコストパフォーマンスにも優れており、意匠性と予算のバランスが求められる案件に最適です。石膏やGRC、FRPなど他の素材と比較して、型代や重量による施工コストが抑えられる点も評価されており、今回の施設においても予算内で高い装飾効果を実現できたことが施主様にとって大きなメリットでした。
アートホクストンでは、今回のようなEPS建材の特性を活かした短納期対応やデザイン提案をはじめ、FRP、GRC、ロートアイアン、アルミ鋳物など多様な装飾素材の組み合わせによるトータルコーディネートが可能です。建物の用途や設計コンセプト、納期やご予算などに応じて、最適な素材とデザインを組み合わせたプランをご提案いたします。
施工後のアフターフォロー体制も整えており、納品後の補修対応やメンテナンスに関するアドバイス、経年変化への対策なども充実しています。装飾建材は見た目の美しさはもちろんですが、それを長く保つための知識と技術、そして丁寧なサポート体制が重要です。アートホクストンでは創業以来培ってきたノウハウを活かし、すべてのプロジェクトに責任をもって対応しています。
EPS装飾モールをご検討中の設計事務所様、工務店様、施主様におかれましては、ぜひ一度弊社までご相談ください。東京・大阪・名古屋の各営業所にて全国対応が可能で、過去の施工事例やサンプルなどもご覧いただけます。もちろん、弊社ホームページからのお問い合わせも受け付けておりますので、まずはお気軽にご連絡ください。
今回ご紹介したEPS装飾モールは、短納期・高意匠性・コストパフォーマンス・軽量施工という現代の建築ニーズに合致した理想的な建材です。今後も私たちアートホクストンは、多彩な素材と高い施工技術をもとに、あらゆる建築プロジェクトに価値を提供してまいります。
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