三重県U邸のロートアイアン門扉 WI-G325 の施工現場

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個人邸にロートアイアン門扉 WI-G325 を設置|支柱を省いた特別仕様でエントランスに調和を

今回は、個人様邸に施工させていただいたロートアイアン門扉 WI-G325の施工事例をご紹介いたします。今回の施工は、通常の門扉設置とは異なる特別な納まり方式で行われました。一般的には支柱に門扉を丁番で取り付けるのが一般的ですが、今回は支柱を使用せず、門扉の丁番を直接コンクリート躯体へ溶接固定する方式を採用。見た目に優れたスマートな納まりである一方、現場での高い施工技術が求められる難易度の高い仕様です。

支柱のない納まりがもたらす美観と施工難易度

ロートアイアン門扉の特徴のひとつに、「重厚感と意匠性の高さ」があります。多くの場合、設置には門扉を固定するための専用支柱が必要ですが、今回の現場では支柱を設けず、門扉を直接コンクリート壁に固定する方法を採用しました。この仕様は、支柱が視界に入らない分、門扉のシンプルでシャープなデザインが一層際立ちます。打ち放しコンクリートとの相性も良く、建築全体に洗練された印象を与えます。一方で、施工の難易度は非常に高く、位置の精度、取付強度、斫り(はつり)作業、溶接処理など、あらゆる工程で高度な技術が求められます。

想定外の斫り作業も発生

今回の現場では、当初の設計段階で営業スタッフと設計事務所様との認識に食い違いがありました。ロートアイアン門扉の丁番をコンクリートに溶接固定するためには、あらかじめ躯体に斫り(コンクリートを削る)作業が必要になりますが、この斫り処理がされていない状態で施工日を迎えました。本来であれば施工前に済ませておくべき作業ではありましたが、急遽、現場でその場で斫り作業を実施することとなりました。コンクリートの粉じん対策や作業音への配慮も必要で、限られた作業時間の中での対応となりました。

溶接固定作業と、二度にわたる調整施工

斫り後、丁番を固定するための溶接用寸切りボルトをケミカルアンカー(接着系固定剤)で取り付け。約1時間の硬化を待ってから、門扉の丁番をボルトに溶接して固定するという工程です。しかし、実際に門扉を取り付けてみるとごくわずかなズレが発生し、開閉時の可動に支障が出てしまいました。そのため、一度門扉を取り外して、再調整・再溶接という工程を経て、ようやく2回目の取付けで無事に施工が完了。通常の支柱施工に比べて手間と時間はかかりますが、美観を最重視したいお客様のご要望に応えるための丁寧な仕事を全ういたしました。

シンプルな門扉が建物と調和するデザイン性

今回採用されたWI-G325は、ロートアイアンの中でも装飾を控えたミニマルデザインのモデル。ごくシンプルな格子構成で、過度な装飾がないため、どのような建築デザインとも馴染みやすく、特に打ち放しコンクリートなど無機質な素材との相性が抜群です。今回の個人邸でも、コンクリート壁のクールな雰囲気とロートアイアンの素材感が見事に調和しており、シンプルながらも高級感のあるエントランスに仕上がっています。シンプルな門扉デザインは、あえて主張しすぎず、周囲の建築意匠を引き立てるという意味でも非常におすすめです。

アートホクストンでは「難しい施工」も柔軟に対応

このような特殊な施工方法でも、アートホクストンでは数十年にわたる実績と職人の高い技術力により、柔軟に対応いたします。
・支柱なしの溶接固定など、現場の状況に合わせた施工提案
・丁番位置の調整や斫り・溶接といった高度な現場作業も自社対応
・設計者様・施主様のご要望をしっかりとヒアリングして実現

施工後のアフターフォローも充実しており、長く安心してご利用いただけます。

ロートアイアン門扉のことなら、お気軽にご相談ください

アートホクストンでは、東京・大阪・名古屋の各営業所を拠点に全国対応でロートアイアン製品をご提供しています。
・門扉・フェンス・手摺・庇などあらゆるロートアイアン製品に対応
・セミオーダーでのサイズ・デザイン調整が可能
・設計事務所様、施工会社様からのご相談も多数実績あり

 

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