栃木県施設の内部ロートアイアン手すり工事
このたび、栃木県内の某施設にてロートアイアン手すりの製作・施工を担当いたしました。
今回の手すりは、笠木に9×25のフラットバー、立子にΦ10の丸棒を採用した非常にシンプルな構成ながら、設計段階から細部にまでこだわり抜いた施工例となっています。一般的なロートアイアン手すりでは、支柱に40角程度の角パイプを使用するのが一般的です。しかし今回は、ロートアイアンらしい「細い線の美しさ」を最大限に活かすことを目的に、すべての支柱・立子をΦ10の丸棒のみで構成しました。結果として、繊細で軽やかな印象を持つ手すりに仕上がり、空間全体に柔らかな陰影と立体感を与えています。
細い立子で構成された繊細なデザイン
Φ10の丸棒を全体構成に使用するというデザインは、見た目の美しさと引き換えに強度確保が課題となります。通常、下通しや支柱補強を設けることで安定性を確保しますが、今回はデザイン上それらをあえて省略。強度不足を補うため、
・ベースプレートを床面に確実に固定
・支柱の固定を貫通方式とすることで剛性を確保
・溶接部の仕上げを美観を損なわないよう丁寧に研磨
といった多くの工夫を施しています。これにより、見た目の軽やかさを損なうことなく、十分な安全性と耐久性を両立することができました。
ロートアイアンならではの質感と存在感
ロートアイアン(鍛鉄)は、熱した鉄を一つひとつ鍛え上げて成形する伝統的な工法です。そのため、既製品にはない手仕事ならではの質感があり、光の当たり方や角度によって表情が変化します。今回の手すりも、無垢鉄の持つ重厚感と、細い線材が描く繊細な陰影が見事に調和し、シンプルながらも存在感のある仕上がりとなりました。
特に施設内部の落ち着いた空間では、ロートアイアンの深みのある黒色が空間全体を引き締め、デザイン性と高級感を両立しています。手すりは単なる安全設備ではなく、建築空間の印象を左右するデザイン要素としての役割も果たしているのです。
アートホクストンの技術と対応力
アートホクストンでは、これまで数多くのロートアイアン製品を手掛けてきました。門扉・フェンス・手すり・面格子など、住宅から商業施設・公共施設まで幅広い実績を持ち、それぞれの現場条件に応じた最適な設計・施工を行っております。今回のように、構造的な制約がある中でもデザインを優先したいというご要望に対して、「どうすればデザインを保ちながら安全性を確保できるか」という視点で柔軟に対応。設計段階から施工方法までを自社で検討し、責任施工で仕上げています。また、アートホクストンでは、施工完了後のアフターフォロー体制も充実しています。塗装の再仕上げ、設置後の調整、メンテナンスなどにも迅速に対応し、長期的に安心してお使いいただけるようサポートしております。
全国対応 ― 東京・大阪・名古屋の営業拠点
アートホクストンは、東京・大阪・名古屋の3拠点を中心に、全国各地の施工に対応しています。
地域の建築基準や設計仕様に合わせたご提案が可能で、遠方の案件でも打ち合わせから設計・製作・施工までワンストップで対応いたします。お電話やメールでのご相談はもちろん、弊社ホームページのお問い合わせフォームからも簡単にご依頼いただけます。
ロートアイアン手すりの設計・施工はアートホクストンへ
今回の栃木県での施工例のように、ロートアイアン手すりはデザイン・構造・安全性のバランスを丁寧に考え抜くことで、唯一無二の美しさを実現できます。
「細く美しいラインを活かした手すりをつくりたい」「シンプルながら上質なデザインにしたい」などのご要望がありましたら、ぜひアートホクストンにご相談ください。長年培ってきた技術と知識を生かし、お客様の理想を形にします。








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