某施設のEPS装飾建材の施工現場 

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EPS

EPS装飾建材で実現する、シームレスな外壁デザイン

この度、某施設にてEPS(発泡スチロール)製の装飾建材を施工いたしました。今回は、取り付けがほぼ完了した段階の写真をご紹介します。白一色で統一された壁面に、EPSの装飾が加わることで、シンプルな中に奥行きとエレガントさが生まれています。

この美しい仕上がりを実現するため、私たちがこだわったのが「現場での塗装」です。一般的に、装飾建材はあらかじめ工場で塗装を施した状態で搬入されることも少なくありません。しかし、その方法にはいくつかの課題があります。

なぜ、あえて現場で塗装するのか?

私たちは、あえて素地(未塗装)のEPS製品を現場に搬入し、取り付け後に塗装を施す方法を採用しました。これには、以下の明確な理由があります。

1. 施工中のキズを防ぎ、再塗装の手間をなくす 塗装済みの製品は、運搬中や取り付け作業中に、どうしても小さなキズや剥がれがついてしまうことがあります。そうなると、取り付け後に再度補修塗装が必要となり、時間もコストも余分にかかってしまいます。素地のまま搬入し、取り付け後にまとめて塗装することで、この手間を完全に省くことができます。

2. 継ぎ目のない、完璧な仕上がりを実現 複数のEPS製品を組み合わせる場合、製品と製品の間にどうしても継ぎ目ができます。工場で塗装してしまうと、この継ぎ目を現場でコーキング処理した部分だけ、後から色が異なってしまう可能性があります。現場で一括して塗装することで、継ぎ目も含めて全体を均一に仕上げることができ、壁と一体化したようなシームレスな外観を実現します。

3. 壁面との一体感を高める 今回の施工では、EPS製品を壁と同じ白色に塗装しました。現場で壁面と同時に塗装することで、色合いや質感が完全に一致し、まるで壁の一部が彫刻されたかのような、自然で美しい仕上がりになります。これにより、建物のデザインがより洗練され、統一感のある印象を与えます。

EPS装飾建材がもたらす可能性

EPS装飾建材は、その軽量性、加工のしやすさ、そしてコストパフォーマンスの高さから、現代建築において重要な役割を担っています。

・デザインの自由度: どのような複雑なデザインも型抜きで自由に成形できるため、デザイナーの創造性を最大限に引き出します。
・高い耐久性: 表面には特殊な樹脂モルタルがコーティングされており、耐候性や耐衝撃性に優れ、長期にわたって美しさを保ちます。
・施工の効率化: 軽量なため、運搬や高所での作業も安全かつスムーズに行えます。

今回の施工事例は、EPS装飾建材の持つポテンシャルと、私たちの施工ノウハウが組み合わさることで、いかに美しい建築が生まれるかを示す好例と言えるでしょう。建物の魅力を引き出す装飾建材として、ぜひEPS製品をご検討ください。


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